偽装サイト?激安商品にご用心。

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偽装サイトの対処方法について書きました

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ヘバーデン結節による指の関節の痛み対策として購入してみたフラットタイプのキーボード。医療現場で使うことを想定されていたようですが、使い勝手がすこぶる悪く1週間も経過しないうちに返品。

おはこんばんちは!

相変わらず悩み事は尽きませんが、少し身軽になったヨリアログ(@yorealog)です。

PMSの時期ですがストレスチェックで理想と出ます。身軽ついでに、Instagramを始めてみようかと考えております。←始めました

冒頭さておき。

ワタクシが勤務している地元のお米屋さんは楽天にyahooにamazonと、大手ショッピングサイト経由の通信販売にボチボチと力を入れております。

地元の米作りの達人からは毎年美味しいお米を提供いただき、お客様から大変好評。ワタクシも食してみたいところですが、両親の実家である岩手県から定期的に米が届きますので食べられずじまいです。

昨今、地元の商店街が進出してきた大型店舗により軒並み閉店に追い込まれる中、通信販売を拡充しながら店舗を切り盛り。インターネット上でよく見かけます、大手ショッピングモールで広告をバンバン打ち出すようなメガショップとも違って不況の最中にありつつも工夫しながらどうにか利益を出している、というところも少なくないことでしょう。

そのようなお店であっても、今回の話は他人事ではありません。

顧客からの問合せにより発覚

キッカケは、ショップ宛に届いた1通のお問い合わせメール。

「商品を購入して振込みも済ませたが、まだ届かない」

といった内容のもの。

その日はお休みだったため私自身はその場にいなかったのですが、店では受注した記録が確認できないお客様。おかしいと調べてみたところ……

お店の偽サイトが存在するという衝撃の事実が発覚したのです!

これにはスタッフ全員

「エ─―ヾ(’□’;)ノ─―ッ?!!」

といった反応。

よもや当店が……!?ただただ衝撃であった訳でございます。

今回は、偽装サイトを発見した際の対策や対応についてメモがてら綴りたいと思います。

偽装サイトは巧妙である

被害に使われた件の商品ページは、お客様から警察に通報したためかすぐに無くなったようですが、別の商品がまだ健在でした。しかも、実店舗()の正規商品よりも上位に表示されてしまっている事実。

偽通販サイトがGoogle検索上位に表示される現象が起きる2015年2月 |通販 | ぬふふ.com

被害店舗を差し置く偽装サイトのSEO対策のプロ具合は、被害店舗が見習…むしろその技術を詐欺に使わないで欲しいですね。本当に戦慄を覚えます。

ASCII.jp:偽の通販サイトへ消費者を誘い込む SEOポイズニングが増加 (キーワード:ベビーカーなど)

偽装サイトへの対応手順

1.被害商品の洗い出し

被害商品=偽装されているであろうと推測できる商品を検索にかけて洗い出します。

実はこの時点で警察が対応を始めていると、パソコンサイトではプロバイダやセキュリティソフトによっては既にブロックされるようになるみたいです。なので、怪しいURLをクリックしても殆どがブロック済でした。

ところがどっこい、スマートフォン(モバイル端末)からアクセスすると行けてしまえるケースが。サーバー自体は生きてしまっているということですね。

2.スクリーンショットを撮影

検索によって確認できた偽装ページの魚拓(スクリーンショット)を撮影、証拠を確保します。

3.Googleに削除申請

それから、上位に来ている偽ページのURLをあらかたメモし、Googleにウェブ検索の削除申請をします。

削除申請はコチラから

削除申請からGoogleの対応が確認できるまでは時間がかかります、長く感じるかも知れませんが辛抱強く待ちましょう。

4.サイバー犯罪対策課に通報

サイバー犯罪対策課にオンライン上で通報をします。たくさん並んでいまして、該当する地域のウェブサイトのリンクから実施しました。

サイバー犯罪対策窓口一覧

5.地元の警察に通報

最寄りの警察に電話で通報します。この場合、派出所ではなく警察署が良いでしょうね。

6.各展開店舗に告知

偽装サイトが確認されたという報告と共に、偽装サイトの見分け方を記載したページを作成します。これは大手ショップであれば必ず作成していますので、いくつか参考にしながら自サイトに馴染むものを。面倒な作業ですがコピー&ペーストは避けましょう。

出だしはこんな文言で

「当店を装った偽装サイトによる詐欺行為にご注意ください」

…と。

作成が終わったら、トップページにリンクを貼ります。発生直後は目立つ場所にリンクを貼り、落ち着いた後は店舗情報などを並べたリンクに混ぜておけば良いと思います。

サイトの常連様には効果アリなのですが、Googleなどから検索でダイレクトに来るお客様には効果がなさそうですね……。やらないよりはマシでしょうけど。

偽装サイトの特徴

偽サイトの特徴も簡単ではございますが列挙したいと思います。一定のパターンがありますから誤って購入→支払い手続きをしてしまわないように覚えておきましょう。

かなり安値

正規サイトの販売価格より大幅に安い価格を表示しています、大体80%オフくらい。すぐさま購入したくなるような価格設定、すぐさま購入したくなるような限定的な文言を記載しています。

正規サイトを不正にコピー

正規サイトの商品画像 / 商品説明等を不正にコピーし使用しています。不自然に感じる場合もあると思うので、なんとなく違和感を覚えたときは警戒してください。

架空の店舗情報

偽装サイトは、会社名や電話番号の記載がない、または記載情報が架空のものとなっています。加えて特定商取引法による記載がありません。まずはトップページを確認しましょう。

支払方法が限定的

ウェブサイト上に口座の記載がないケースが一般的。詐欺目的で使う口座ゆえにウェブ上には晒せないようです。詐欺サイトですからクレジットカードなどや代金引換は当然のことながら使えません。

注文した後にメール経由で振込先を掲載・指定してきます。振込み先が会社名でなく個人名義(中国っぽい名前)だったら要注意。実は詐欺に使われる口座の殆どが中国人名義らしいです。留学や技能実習などで作った口座が帰国時に売られているという話も……。

URL調査ツールを活用

こういった偽装サイトは海外サーバーを利用していることが多いので、aguseなどを使ってURL調査をすれば一目瞭然です。

詐欺は考える時間を与えまいとしますから、衝動買いをせずに少し考えていただければ防げると思います、オレオレ詐欺などと同様ですね。

被害に遭ったら

万が一被害に遭ってしまった場合は最寄りの警察や消費生活センターにご相談くださいね。

また、振り込んだ銀行にもその旨伝えておくと口座を凍結させてくれるかも知れません。ひとつ凍結させても、別の口座を使うのでイタチごっこのようなんですが…やらないよりはいいかと思います。

警察の話によると、こういったページは1週間スパンで現れては消えるを繰り返すのだとか。海外サーバーですから日本の警察は手が出せないとも。ゆえに被害ショップでは画像を無断転用していることについて申し立てを行う、という方向からアプローチしていくのだそうです。著作権の侵害ということですね。

決して他人事ではない

オイシイ話にはウラがある… …。

インターネットの普及により利便性が増して気軽に物が買える世の中になりましたが、オンラインの世界では自衛が何より大事なのです、皆様も十分にご注意くださいね。

あと、検索を用いた商品探しはパソコンから行ったほうが良さそうです。モバイル端末を使うのであれば大手ショッピングモールを活用しましょう。ただし、大手ショッピングモールにも詐欺サイトは存在している可能性があります、十分注意してください。

偽ショップもありますが、偽ブログも結構あるみたいなのでお気をつけくださいまし!

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