WordPress「THE THOR」からテーマ変更した結果。
こんにちは、ヨリアログ(@yorealog)です。
テーマをにわか自作テーマ(名前は「MYNE」)にして、かれこれ1ヶ月が経過しようとしています。
現時点でどんな状態なのかということと、1年間使っていた「THE THOR」についての率直な感想を書きつづりたいと思います。
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現テーマとTHE THORの比較ほかつらつら
一時、アクセスが減少したのでどうかなー?と思いましたが持ち直しまして、今では1.5倍くらいに増えております。中には1000%となっている日も。
収益も少しずつ伸びてきています。
SEO対策はばっちり?
確かに「THE THOR」ではたくさんのノウハウが詰まっているのでしょうけれど、Wordpressテーマにおいて必要なSEO対策といっても、できることと言えば全体として言えば見出しの設定ですとか、パンくずリストや目次の設置といったあたり。そのほか、メタ関連でしょうか。
SEOを考慮したwordpressテーマの選び方とポイント6つ | デジ研
あとは表示スピード対策や、ユーザビリティの向上という点では回遊性をアップさせる施策などですね。関連記事や関連URLを掲載するといった工夫。
細かく言えば他にもいろいろあるようなのですがー……。
ライティングに集中できるテーマが望ましい
最大のSEOといえば、質の高い記事を定期的にアップすることです。
これ以上の対策はありません。
というわけでウェブログ更新に集中できるテーマが良いですよね。
THE THORの問題点
多機能=つめこみ過ぎ?
「THE THOR」は優秀なテーマだと本当に思っているので、あまり書くつもりはないのですが、万能にするという目的の中で「いろいろと詰め込みすぎ」感があります。
それこそ、BTOパソコンみたいに、設置したい機能を自分で選んで組み立てられれば良いのですが、すでにコードを書いたあとで、そこから必要なものを呼び出すというやり方なので、必要のないコードもたくさん残ります。
BTOパソコンとは|BTOパソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】
だからこその「汎用性」ということなのでしょう。
「THE THOR」を使っている方は試しに、CSSで不要なコードを抽出してみてください。
使われていないセレクタが大量に出てきます。
ページで使用されていないCSSのセレクタを見つけてくれる「Unused CSS」
アップデートを重ねるたびに表示速度がどんどん落ちていき、速度対策を調査、実行していくうちにそうした結果を見てがく然とし、「THE THOR」を使うのをやめようと決めたといういきさつがあります。
というか別に求めていない機能を付け足して重たくされてもという。
既存のプラグインとの兼ね合いでバグが増えるというリスクもありますから、そういう場合はプラグインにしてリリースして欲しいというのが本音です。
テーマ変更後の速度をチェック
確かにテーマをにわか自作するために1ヶ月かかって、その分ウェブログ更新が滞り、アクセスが落ちたというのもあるかも知れません。
とりあえずと言いますか、テーマ変更後の速度計測の結果を掲載していきます。
モバイルサイトの速度を比較しましょう
まずは「THE THOR」。
最近ですと平均で2.5秒前後でした。
こちらが現在のテーマ。
PageSpeed Insights
「THE THOR」は結果がひどくてあまり残していなかったみたい(´ω`;)
とりあえずモバイルは毎回ほぼ真っ赤。
お次は現在のテーマの計測結果です。パソコン→モバイルの順に掲載。
だいぶ良くなりました。
Website Speed Test | Pingdom Tools
去年の7月頃に撮影したもののようです。
オマケ
何を隠そう昨年2019年8月下旬のもの。
この頃は爆速だった模様、1年でLoad timeがかなり転がり落ちてます。
もしかして計測方法が変わったとか……?どうなのでしょう。
で、こちらが現在です。
GTmetrix
7月に計測したもの。
こうしてみると、上記計測サイトでは結果はTHE THORのほうが良いということでしょうか?
9/21追記:THE THORに負けずとも劣らない、良い結果が出ましたので掲載。
キャッシュ関連以外はオールグリーン=A評価。
言っちゃうと広告次第かも知れない……(苦笑)。
これはオマケとして
「THE THOR」側の持論は、「数値による速度が全てではない」といったような内容だったと思いますが、やはりこれだけ違うんだなと思うと。
変えてよかったかな、という結論に至ります。
THE THORの個人的評価
Twitterにてハッシュタグ #the thor で検索をかけると、未だに
「『THE THOR』を買おうか迷っている」
という方を時折見かけます。
Gutenbergに対応していない
このテーマはGutenbergの対応が遅れているというか、対応する予定なのかどうかすらも発表されていない=先行き不透明な状態です。
未だにクラシックエディタを使うようにと案内しているスレッドを目にします。
アフィリエイト記事が増えすぎている
むしろ、「THE THOR」はリリース直後からの過剰なアフィリエイト展開により、検索するにしても、軽く掘ったくらいではまっとうなレビューにたどり着くことは到底できないほどにキーワードが汚染されている状態と言っても過言ではありません。
ということで、新規にWordpressテーマの購入を検討されている方には、ブロックエディタ=Gutenbergに対応しているテーマから選ぶことを強くおすすめしたいと思います。
クラシックエディターはいつまで使えるの?使い続けるリスク | 猫でもわかるWordPressレッスン
Gutenbergに対応しているテーマ
ざっくり紹介していきます。
有償テーマ
- Snow Monkey(サブスクリプション)
- SWELL
- STREETIST
STREETIST(ストリーティスト)はアフィリエイトがそこそこ盛んになってきているので、いささか不安な印象がぬぐえないものの、開発者さんのテーマ紹介を見ていると、誠実な印象を受けます。
A8経由でセルフバックも可能なため導入しようか一時期悩みました。
無償テーマ
他にも検索するといろいろ引っかかるので探してみると良いかもです。
この記事では、テーマにつきましてはあまり掘り下げません。
現時点でのオススメ有償テーマは「SWELL」
現時点で有償テーマのオススメはSWELLでしょうか。
貧乏なので購入予定はないのですが、Twitterでも評判が良く、開発者のレスポンスがとても迅速で好感が持て、更新も定期的(?)にされています。
ブロックエディタに特化しているあたりも魅力的。
SWELL | シンプル美と機能性の両立 – 圧倒的な使い心地を追求するWordPressテーマ
今、テーマ配布サイトを見に行ったらちょっと重い……w
SWELLテーマにつきましては、アフィリエイトはしておりません。
私の直感というか率直な印象でリンクを貼らせていただきました。
損はしないと思います。……多分()
注意点をひとつだけ挙げるとするなら。
あまりいないとは思いますが、icomoonを使っている方にはオススメできない感じです。
Gutenberg対応のおすすめWordPressテーマ5選【100%GPL】 | HPcode
オススメ無償テーマは「yStandard」
一部有料になっているようではありますが、yStandardは無償テーマの中でもブロックエディタに注力していますから、試しに使ってみるというのもアリです。
最近さわれていないので、実際的なレビューを書けないのがつらいところ。
ローカル環境でCSSをいじってもうまくカスタマイズできなかった(´・ω・`)
シンプルさがセールスポイントなテーマで、カスタマイズしやすいというところも好印象。
WordPressをいじるのが好きな方には断然オススメしたいです。
無料で手っ取り早く、それでいてできるだけ華やかにしたいという場合にはCocoonでしょうか。スキンが用意されているのでコストをかけずにWordpressが開設できます。
メジャーどころゆえに、独創的なウェブサイトにしたい場合はカスタマイズしていく必要があります。
そうでなくても設定項目がかなり多いので、ある程度調べたりする必要があるでしょう。
それはどのテーマでも一緒かも知れません。
かゆいところにも手が届くテーマ、というわけです。
さいごに
いろいろ紹介してきましたが、あくまでも参考としてとどめておいていただければと思います。
ウェブ上で評判が良いという事実が自分にとっても最良な選択肢になるかどうかは分かりません。ご自身でいろいろと調べた上で、良いテーマに巡り会えることを願っております。
私は出会えなかったのでにわか自作の流れでしたが、後日にわか自作についても記事を書きたいです。