【歯根嚢胞】ようやくスタートライン
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頑張ってます、主に歯医者さんが。
これまでのあらすじ
詳しくご覧になられたい方には記事を貼っておきます。
2015年の年の瀬、突如奥歯に激痛!
レントゲン撮影をしたら過去に治療した歯根の先端に膿溜まりが!しかも金属が刺さってる!?
行きつけの歯医者の対応が悪く、分割した歯根はグラグラし出して抜歯寸前の大ピンチ!!
どーなるワタシの奥歯!?
えー…
というわけで。
空いてしまいましたΣ( ノω’)
まぁ、そんなこんなで散々悪あがきをし…
家族にも大概呆れられ…
決意の抜歯
諦めて、D歯科さんに抜歯してもらいに行きました。
大丈夫。
今回抜くのは(タブン)半分だけ、残り半分ある!
ブリッジしたら噛めるっていうし、歯が全部無くても煎餅バリバリ食べている人が近くにいるし()大丈夫!!
部分抜歯、部分抜歯!!
何度も言い聞かせつつ…
いやね、なんだたかだか歯1本で…とか言われる訳ですよ。
言いたいことは分かるんですけどね…ええ。
ウリャ━━ヽ(`Д´)ノ?━━ッ!!!
そして歯科医院到着(車で20分w)。
覚悟を決め、診察台に座る…!
そしたら…
歯医者さんからの提案
担当の先生が…
「今回は抜歯ということでいいですか?」
「はい」
「……抜歯する覚悟があるなら、ダメ元で挑戦(治療)してみませんか?」
( Д )゚ ゚ えっ……?!
まさか根管再治療の提案を頂くなんて思っていなかったので、ちょっと驚きましたが。
「どうせ抜くなら…そうですね。お願いします」
「本当にダメな時は言いますね」
そんな経緯で。
根管治療がはじまる
2016年4月18日から治療をはじめました。
まずは、歯根の先に突き刺さっている金属(ファイル)を除去せねばなりません。
やり方は色々説明受けたのですが、何やら金属をすっぽり覆って引き抜けるツールがあるとかないとか。とにかく、根を更に削るとかそういう事はしないみたい。
ただ、件のツールが上手くハマらないみたいでして、結局超音波で振動を与えていこうという方針に。
最早私はまな板の上の鯉…。
好きにして!!
という感じですw
一度抜こう、と決めた歯ですしね。
で、D歯科には精密根管治療に必要と言われているマイクロスコープがあるのですけれど、実はこの精密顕微鏡、最初のポジショニングが大変なのと、ウッカリ患者が動くとまたポジショニングのやり直しになっちゃうとかで、中々扱いが難しいみたいです。
そんな文明の利器を使わなくても刺さっているのがハッキリ見える(ほど長い)らしく、カメラで撮影して見せてくださいました。
そして先生はと言いますと。
「これで十分」
そう言って、眼鏡の上に拡大鏡を装着されてました。
そして少し患部を見た際に、一言。
オドロキの事実!
「あー。これ前の先生いじってるね」
(*’□’)!?
「少し弄くって、どうにもならないって諦めたのかな?」
なんということでしょうw
それが本当だとしたら………
「(レントゲンを見ながら)金属なんてない」と言い張っていたのに…。分かっている上で根を先に分けたということでしょうか。
金属の存在を分かっていて、治療できないという理由で「金属がない」と否定→根を先に分け→動揺がどうにもならないから抜歯してブリッジにという提案→証拠隠滅?
だとしたらひどいなあ。
歯根が破折していたのを知っていて言わなかった(破折に対する処置をしている-割れた箇所につける接着剤のようなものを使用している-、とD歯科が指摘)。
土台外す際に勢い余ってやってしまったのでは?と邪推してしまうw
加えて、金属の存在を把握していて言わなかった。
理由としては十分です。非常に通い易かった歯医者さんでしたが、二度と行かぬと心に決めたのでした。
それはさておき。
結局かなりしっかりと刺さっているみたいで、この回ではビクともしませんでしたッ!orz
金属を取り出しやすくするため、歯を柔らかくする薬を入れて初回は終了。
2回目には、金属が少し動くようになった模様。
「少し望みが出てきた」
と先生が喜んでくださいました。
3回目、そして4回目と、延々超音波→ちょっと弄る(引っ張る?)の繰り返しです。
金属がいつ取れるのか分からないのでけっこうな時間になってしまうのですが、その間は口を開けっ放しのため、顎関節症の私は顎がプルプルしてしまい途中休ませて頂きながら治療に臨んでいました。
「うーん取れそうなんだけどなぁ…」
と言いながら先生、グイグイ動かします。たまに痛い(笑)←歯に負担が掛かっている可能性があるので痛みを感じたら教えるようにと言われてます。
そして5回目。
「今回はもう少し細かい振動を与えられる機械がこちらの席にあるので、こっちでやってみましょう」
と、別の席を案内されそちらで処置を受けることに。
何度か振動を与えていると…
「えー、お知らせがあります」
‘ω’?
金属がついに取れた
「どうやら(金属が)取れたようです」
oωo!?
そして刺さっていたモノがこちら!
↓↓↓↓↓
↓↓↓↓
↓↓↓
↓↓
5回目にしてよーやく取れました!
♪⌒ヽ(*’ω’)ノ ヤッターッ!
諦めずに挑戦してみて良かったー。゚(゚´Д`゚)゚。
先生もアクション付きで大喜びしてくださいまして、どうやらバキュームで吸ってしまったらしいブツを探し出し、その後はちょっとした撮影会になっていました(笑)
ファイルは、錆びない材質で作られているのでいつ混入したかは基本的に分からないらしいですが、10年前とかも十分有り得るので、B歯科かC歯科のいずれかで混入したのはほぼ間違いないです。
よくよく思い返せば、ファイルを抜くときの動作が雑だったような…「ブチッ」みたいな感覚が何回もw
今の歯医者さんはそういうの全然ありません。
そんな訳でひとまず第一段階を突破しました。
歯根の動揺はまだあり、これからが勝負というトコロ。
根管治療をするのに邪魔をしていた(悪さもしていた?)障害物が取れた…だけ…(だけ…?)
「今回は異物除去があったため少し高くなってしまいました」
…と言いつつ、いつもの金額から500円程度UPしただけでした。
本当に良心的だなぁ。
20万ふんだくる(おっと失礼)自費診療とは大違い。
自費診療は大体1~2回程度で終わらせるのが殆どらしい(?)ですし、成功率が高い分、その後の治療費は望めません。ある程度まとまった金額を要求しないと利益が出ないのかも。
一方、D歯科は待合室でも殆ど待たされませんし、儲かっているのかなぁ…と不思議に思いますが…。
「ようやく邪魔者(金属)がいなくなった」
とのことで、ファイル除去後は、15分程度の治療を何度か繰り返して頂いています。
現在6月。
地獄の激痛から、半年近く経過しました。
まだうずくような感覚やちょっとした痛みはありますし、膿はまだ出ているようで、現在様子を見ながら治療を継続中。それでも、あの痛みが1日中続いて夜も眠れないみたいな地獄に比べればなんてことはありません。
歯の動揺は若干良くなってきて、腫れも大分引いてきました。
あとは、歯根嚢胞で無くなった骨が再び戻ってくる(というと変な表現なんですけどw)ことを祈るばかりです。
唯一の心残りといえば…
先に歯根を分けてしまったことですね。
C歯科は、恐らく経験の足りない=判断の出来ない先生だったんだと思います。根の先に金属があるのだったらそちらを先に処置し、破折した部分は経過を見ながら判断すれば良かったのです。
ファイルが残存していることを認めなかったのはどういう理由なのかは知りませんが、話し合いながら…と考えていた自分が甘かったんだろうなぁ…と痛感しました。
普通に考えれば、金属が残っている状態で根を分けるなんて判断はないかも。
体積が減ってしまう分、根の耐久力が落ちてしまいますから。
素人でも少し考えれば分かります、先に金属を除去してから、根を分ける必要があるのかどうかを経過を診て判断する…が正解。
とは言え、後から悔やんでも分けた根は元に戻りません。前の歯科医が突然「根を分ける」と言い出した時は私も素人でしたから、どうすればいいのか分からなかった=判断に従うしかなかったのも仕方のないことです。
D歯科の先生が懸命に治療してくださっているので、自分としてはそれで十分。
私のように、破折と歯根嚢胞がダブルパンチ!みたいな症例は少ないとは思いますし、そういうケースがどれだけあるのかは知りませんけど……
やっぱり、歯医者さんは歯科用CTがあるところを選んだ方が良いでしょうね。
あるだけじゃダメです、ある程度弄くって使いこなせているトコロ。マイクロスコープも同様。設備の有無を集客手段にしてはいけないのだと思います。
歯科医院はコンビニより多いのでハズレにもよく当たりますが、根気よく探せば良い先生は必ずいらっしゃると思いますので時間や手間を惜しまず、諦めずに自分に合った先生を探されることをオススメしたいと思います。
でないと自分の歯をボロボロにされちゃいますよ(割りと本気で…)。
ところでこちらのD歯科さん耳鼻科が隣接されていてそちらもかなり評判の名医とのこと。
耳鼻科の先生が漢方も得意らしく、治療中にコンコンと咳をしていたら、喉に効果がありそうな漢方の話まで歯科で(笑)
ただ、私が患っている下気道のかゆみは未だに原因不明なんですけどね…w
イネ科の花粉症が咳も伴うとネットでも話題なので、それかも知れません。
つづきはコチラ
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