老犬がご飯を食べず右往左往→尿毒症でした(2回目)

どうも、トヲル(@yorealog)です。

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病は気からと申しまして

14kg近くある愛犬の半介護は想像以上に過酷(やや言い過ぎ?)です。

それでも歳を取ったなりの可愛さと懐き具合がありまして、どうにかメンタル的に癒されつつ頑張れます…かなりヘトヘトですけれど。

うん、かわいい。←飼い主目線

ドーナツクッションが見つかった記念に、ちょっとAmazonのCM風にして遊んでしまいました。

10月の定期検診で行われた血液検査の結果を見ても数値は問題なく維持できており、
※検査結果の用紙が行方不明のため、見つかり次第掲載致します

療法食(ロイヤルカナン)って凄いね!
(これまでのごはんと比べてべらぼうに高いけど)

的な話を家族としていた矢先と申しますか。
本当に安定している、と思っておりました。

ロイヤルカナン 療法食 腎臓サポート缶 犬用 ウェット 200g×12個

話は11月中旬ごろに遡ります。
そう、このお話の後です

取り残されたのがショックだったのか…?

推測するに、どうも自分だけ取り残されてしまったのが精神的にこたえた模様。

我々としても連れていきたいのは山々だったのですが、何しろ前例のない、物凄い勢いの強行軍でしたので、老犬の身体にさらなる負荷がかかってはいけないと、相談の上で決定した出来事でした。

個人的な感情としては、大切な家族ですから連れていきたかったですし、齢(よわい)16歳、いつお迎えが来てもおかしくない中で思い出を作りたかったという考えもありました。

今回は苦渋の決断だったのです。

預け先は動物病院で、そこは安心できるところ。

引き取りに行った際に彼は目に涙を溜め、小さな声でヒンヒンと泣いておりました。

どうしようもなかったとは言え、ひたすら彼に謝るしかありませんでした。

様子を聞いてみますと、3日目は朝ごはんを少し残したとのお話。
常に腹ペコ状態で食欲旺盛の彼が食事を残すというのはよほどのことだなとそのとき感じました。

それから2~3日が経過したでしょうか。

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目の前に何か食べ物があろうものなら物凄い勢いで飛びつき平らげる彼からは想像も出来ぬ姿。

今まで食べていた、ロイヤルカナン 腎臓サポートのドライフードをほぼそっくり残すように。

何だかぼうっとしているような、ボンヤリしたような元気のない様子も伺えました。

もう片方の犬もお迎えが来る頃にはご飯がまったく食べられず

実はもう1匹のバセット似の犬も、亡くなる2週間前には食事をまったく受け付けなくなった状態。

食べる気力がないどころか、やや強引に食べさせるも前から後ろからほぼそのまま出てしまっておりました。

当時は動物病院に連れて行き点滴をするという発想もなく、そうこうしているうちに年末へとさしかかり、頼るつてもなく、抗うこともほとんどど出来ぬまま見送る形となってしまったため、今回は悔いを残さぬようにしたい、と決意していた折。

あれから12月末で3年目です、この子は本当に頑張って生きてくれています。

療法食は美味しくない?

一般的に療法食=病院食ということで基本として「おいしくない」そうなのです。

ウェブサイトによっては、ロイヤルカナン(セレクションではない通常のもの)をクソ非常にまずいと表現するところもございました。

一方ウェットフードは割高ですが、美味しいみたいですね。

私も実際に少しだけかじってみたのですが…(待

うーん。

何やら油っこい感じがしました、旨味などは感じられません。
良く言えば、シンプルな味付け。←食レポに向いていない(違

ひとまず、美味しそうな市販の(シニア犬向け)ウェットフードを混ぜて与えてみることに。

うちの子は食事療法中→療法食のみでしたが、肝心の療法食をまったく食べやしないのでそんな事は言っていられません

ご飯をまったく食べなくなったらどうしよう…と言う心配から色々と買ってしまいました。

うちの子は真ん中右の「絹ささみ」が好きみたいでした。

そんな具合で2日程度繋ぎながら、今度は早めに時間を確保し動物病院へと連れて行きました。

血液検査で衝撃の結果

二度目の尿毒症

そこで、血液検査を実施したところ…

何とBUNが90に((((‘□’;))))

これまで安定していた腎臓の数値がおよそ3倍に跳ね上がってしまっていたのです。
※検査結果の用紙が行方不明のため、見つかり次第掲載致します

「尿毒症を起こしています」

先生にそう告げられました。

数値がここまで来てしまうともはや危篤状態であり、このまま2~3日放置していたら亡くなっていたかも知れない、とも仰っていました。

恐らくですが、食事療法で維持していた彼の腎臓は、先日の旅行で置き去りにされてしまった際の精神的なショックでダメージを受けてしまったのではないかと推測するしかありません。

本当に申し訳ないことをしました。

そうかといって、連れて行ったならばもっと悲惨だったのかも知れない、と指摘されたりも…とても複雑です。

加えて、うちの子は我慢強いようで、症状が様子から判断し難いのではないかと言われました。

言われてみれば確かにそういう所があるかも知れません。

彼が具合の悪そうにしている時は余程のことかも知れませんね、と先生。

跳ね上がった数値を下げるため
集中的に皮下点滴

腎臓の値が改善されるかどうか、ひとまず皮下点滴を試してみましょう、という治療方針になりました。

そして食事は、食べることが最優先のため、食欲が戻るまでは療法食ではない食事にしたり、混ぜたりすることも致し方ないとのお話。

集中的に(1日おき程度)皮下点滴を実施した結果…

BUN:67.7
CRE:2.1
IP:6.8
(3項目すべて前回より↓)

BUNは23程度の改善が見られました。

皮下点滴でこのように反応があるという事実については、まず一安心と言ったところ。

容態のひどい子ですと、点滴でも数値が改善されないといったケースもあるそうなのです。

現状ではまだまだ基準値を大幅に上回っており、油断はできぬ状況となっています。

改善までは長期戦

加えて、ここまで悪くなってしまった場合には、下がるまでは長期戦となるのだとか…

しばらく1日おきに点滴をする必要があるとのこと。

1日おきに点滴…Σ( ノω’) 色々と痛い

食欲はやや戻りましたが、「ロイヤルカナン」はそのまま出しても絶対に食べてくれなくなってしまいました。

決して「ロイヤルカナン」を責めている訳ではないのです、彼の嗜好にまったく合わなくなってしまったのでしょう。

つねにムカムカするというか……
気持ち悪い感覚があるのではないかとのこと。

いわゆる病院食なので、美味しくないというのは確かなようなのですが…それ以前にうちの犬に嗜好なんてものがあったのかとただただ驚くばかり()

基本的に犬は腎臓を悪くし易い

ここで、犬の腎臓の話についてこれまでの内容も含めつつ少しまとめたいと思います。

猫はちょっと分かりかねますが、犬は基本的に腎臓を悪くし易い、と言われています。

特に塩分を含むものは与えてはいけない、とのことです。お砂糖やはちみつは適宜与えても構わない、と言う話もありますね。

そして腎臓の機能は、7割近く低下しても症状として現れにくいのだとか。

明らかな症状として現れる頃にはすでに手遅れのケースが多く、入院となり結局そのまま助からないという例もよく耳にするお話です。

そういった子は恐らくBUNが100越えている子もいるでしょうね…。

愛犬と長く過ごすために

飼い主にできることは?

もしも、愛犬と長く一緒に居たいのであれば、人間が食べているものを与えないようにする事はもちろん、愛犬の若い頃から食事(&おやつ)や生活習慣にも気をつかう必要が出てくることでしょう。

一方で美味しいものを食べることが出来れば、それによって早く亡くなっても別に構わないと仰る方もいらっしゃいます。
それは人それぞれのライフスタイルがあるのと同じく、それぞれなのかなと思います。

先ほども書きましたが、愛犬とできるだけ長く過ごしたい方は、まだ若い時点から普段口にするものに気をつけていく必要があります。

愛犬が歳をとってきたな…と感じたならば1年単位で血液検査などを行い、定期的に様子を見るのが良いかも知れません。

これまでよりも費用が掛かるようになると思います。

それも、そうするのか、しないかというのはまた、それぞれの家庭環境があり、それぞれの考えに基づく判断をするのだろうと思います。

  • 水をたくさん飲むようになった
  • おしっこの回数が増えた
  • なんとなく元気がなくなってきた

こんな症状が出てきたら、まだそれほど歳を取っていないとしても要注意。

とにかく、食欲の低下は命に影響してきますから食欲が減退した時にはすぐに動物病院で診ていただく等をお奨めします。

犬のしあわせとは

犬の本当の幸せというものは、どんな風にお世話をしようとも、犬の表情を見れば分かるのではないでしょうか。

それぞれが精一杯の出来得る限りの愛情を注ぎ、共に過ごすことが何より大切なのではないかなと思います。

もちろん現実問題としてお金もかかるものなのですけれど。

療法食選びは振り出しへ

そして、あの、安いながらもべらぼうに高いロイヤルカナン 腎臓サポートを食べなくなってしまったので、私たちの療法食選びが振り出しに戻ってしまいました…!

彼が食べてくれる療法食を改めて探さなくてはいけません。

腎臓病や腎不全を患う犬がいらっしゃるご家庭はみなさん、療法食のチョイスに大分苦戦しているようですが…

その話はまた別の記事に致します。

まだ続きます

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