【DIY】犬の皮下点滴 in 自宅ライフ【腎臓病】

こんばんは、トヲル(@yorealog)です。

大分暖かくなって参りました。

冬物のコートもそろそろお役御免となりそうな穏やかな陽気、我が家では梅の花が綺麗に咲いております。そうこうしているうちに雪が降りました

さて、我が家の愛犬の話題なのですが…
実は、2月に亡くなってしまいましたペットロス症候群絶賛発動中orz)。

私の裁量不足で、ブログ記事が追いつかず後追いになってしまい(割と毎回)申し訳ない限り。

とはいえ、まだまだ綴る内容がございますので悲しんでばかりもいられません(悲しいけれどΣ( ノω’))。

引き続き記事をアップして参ります。きっと、どなたかのお役に立てると信じて。

これまでのあらすじ

食事療法と投薬に加え、動物病院で皮下点滴を受けることによりどうにか維持を…と思っておりましたが、御年16歳

徐々に点滴の間隔を短くする必要が出て参りました。2週間だったものが1週間、1週間だったものが週3~4日…という具合に。

この経緯によるものか、BUNが跳ね上がってしまったため、集中的な治療が必要→2日に1回の頻度で皮下点滴をする必要がありますと。それで回復する子もいますよと。

私たちは、腎臓病の犬の面倒を見るのは初めてです。ですから先生のアドバイスに従うしかありませんでした。

「自宅点滴でコスト削減」という提案

皮下点滴は1回あたり2,000円ほど掛かります(病院によって異なるかも知れません)。

2,000×15(およそ半月分)=30,000…点滴だけで30,000円。

この他に食事代やお薬代(サプリメント代)が発生します。愛犬の生命維持に必要な処置となってしまっているため、コストと呼んでしまうと身も蓋もありませんが…。

悩んでいたところ、自宅で、自分で点滴をしてはどうか…という提案がございました。

え?( ‘Д’)・・・・点滴って自分でできるものなの?

と、驚きましたが、実は腎臓病の子を抱えている飼い主さんは以外に多く、自宅で点滴をしているケースも結構あるそうなのです。

やってみますか?と言われ。

やるしかない。

そう思いました。

ちなみにですが、点滴セット。

  • 輸液
  • チューブ
  • 針(刺すやつでs)

の3つ。

この他に、消毒用アルコールと、点滴の間、チューブが遊ばないように固定するテープが必要となります。恐らく、動物病院で一式お求め頂けるかと思います。

それから簡単なマニュアルを頂きました。これを見れば、皮下点滴の手順はバッチリです。

点滴セットというか、輸液セット?

輸液は毎回なくなりますし、針は衛生面からも1回で廃棄。チューブは2~3回使い回してもOKとのこと。自宅で点滴を実施することにより、かなりのコスト削減が期待できるわけです(それでも結構なコストですが)。

皮下点滴の手順

まず、輸液を人肌の温度に温めます。写真では湯せんをしていますが、レンジに放り込んで500Wで1分温めれば良い具合になると思います。

輸液を温めたら、冷めないうちに素早く準備を進めます。

チューブ(ライン)と接続。尖っている部分を輸液の差し込み部分に刺すだけです。ガイドなのか、何やら3箇所ほどポッチのようなものがありますが、どこに刺しても問題ありません。

輸液をぶら下げる前にチューブのネジ部分をチェックしてください。初めて使う場合には一旦ネジを閉める必要があります。

丸い部分をコロコロと転がして下部へ移動させれば閉まります。

閉めた後なのですが写真左上に映っている、液体が一旦溜まる場所があります。そこの両脇2回程度押し、輸液を4割程度溜めておいてください。その後、針とチューブを接続してください。

 

輸液をのように高いところに引っ掛けます。写真は、クローゼットの扉部分にフックを掛け、そこから100円ショップで買えるS字フックに接続し、輸液をぶら下げております(写真ではハンガーを捻じ曲げたものが混ざっていますが、後日撤去)。高ければ高いほど圧がかかり輸液の落ちるスピードが上がる模様。

ここで一旦、輸液を少しだけ流してチューブから空気を抜きます。皮下点滴ですので、少しくらいなら空気が入っても大丈夫なのですが、なるべく空気は入れないように細心の注意を払います。

ここまで準備ができましたら、背中に針を刺します(次項目をご参照ください)。

いよいよ点滴開始です。

輸液は、ネジを上にコロコロさせることで落ちてきます。上方へやり過ぎますと、かえって輸液が止まるチューブもありますのでご注意ください。

針の刺し方

これは写真撮影が上手く出来ませんでしたため、文章による説明のみで申し訳ないのですが、まずは対象(犬や猫)の首の少し下あたりを片方の手で軽くつまみますと、びろーんと伸びます。母猫が子猫を運ぶ際に首の下あたりをくわえるといった場面を良く見かけますが、そのようなイメージです。

そして、つまんで引っ張り上げたところの後方部分を見ると、部分が三角形(テント)状になっているのが分かります。指で押しますとへこむ箇所があり、そこが針を指す場所です。

犬の背中部分をつまみ上げ、針を刺す位置を決めたところで患部をアルコール消毒します。30~45度くらいの角度で針を挿入します。この時、一気に「ブスッ」と刺すのではなくゆっくり、そろーりと刺してあげると良いと思います(主観)。

本当は絵で説明しようと思ったのですが、スミマセン。右人差し指の関節の変形がまだ終わっていないようですのでご容赦ください。代わりにの記事をご参照ください、分かりやすいですよ。

針を根本までしっかり刺せましたらば、写真のようにテープで羽の部分を固定します。チューブが不安定であればもう1箇所止めても良いと思います。ここで、チューブのネジをゆるめて液体が問題なく皮下へと流れていくかどうか確かめます(漏れていなければOK)。輸液が流れていくと背中が膨らむ反動で徐々に針が立ってきますが、最後まで輸液が漏れなければ大丈夫です。

こんな具合で…。

幸い、私は上手であると先生にも太鼓判を頂き、愛犬も殆ど嫌がる様子もなく、おとなしく皮下点滴を受けてくれたため、この点で苦労はありませんでした。2日に1回はちょっと大変でしたが、それでも見ていなければならないのは中型犬であれば10分ちょっとくらいです。点滴の量は対象のサイズや重量によって異なります。

「暇だなぁ…。まだかなぁ…?」

元気なうちは突然立ち上がろうとしたりなどしますので、点滴が無事に終わるまでは必ず付き添っている必要があります。病気が進んでいくと点滴中に寝ることが増え、楽といえば楽です。

輸液がなくなりましたら、中央部分に輸液が残っていても終了させるようにと言われました(実際は中央の輸液がなくなったら針を抜いていました)。針が刺さっている部分を消毒用アルコールの染み込んだコットンで抑えてから針を抜きます。

後は針が刺さっていた箇所を引っ張りあげ、両手でつまんだ状態にて20~30秒そのまま。はじめは輸液が漏れたり、少し血が出たりしますのでぎゅーっとつまみながら丁寧に拭き取ってください。しばらくすると輸液が下方に移動してこぼれなくなります。

これで皮下点滴は完了です。

点滴後は、このようにぶにゅっと膨らみます(参考までにうちの子は16kgくらいで500ml)。上から触るとぽよんぽよんしていて手触りが気持ちいいです(笑)。13時半くらいに点滴を終えた場合、膨らみはおおよそ翌朝くらいになくなりました。

点滴の手順おさらい

  1. 輸液を温める(500wのレンジで1分)
  2. チューブのネジを閉め、輸液と接続
  3. 輸液を(場所を決めて)比較的高い場所に引っ掛ける
  4. チューブと針を接続する
  5. 輸液を少し流して空気を抜く
  6. アルコール消毒をしてから、丁寧に針を刺す
  7. ネジをゆるめ、流れる輸液が刺した場所からこぼれていないか確認
  8. 輸液がなくなるまで様子を見ながら待機
  9. 輸液がなくなったら針を抜いてアルコールで消毒
  10. 刺した場所を20~30秒つまみ上げる

慌てず、丁寧に手順を追ってくださいね。

おわりに

皮下点滴は、愛犬に針を刺したりなど若干の抵抗感を覚えますが、それほど痛がったりはしませんでした。飼い主さんとの信頼関係がしっかり築かれているワンちゃんやネコちゃんなら、問題なくさせてくれるのでは?と思います。

使用済みの点滴関連アイテムは、動物病院に持っていって処分をお願いしてください。